富山市の水橋中学校で、1年生の女子生徒13人分の住所や氏名などの個人情報が記された「災害用引き渡しカード」が紛失していたことがわかりました。男子生徒のカードは、職員室の共用電話のあるスペースに裏返しのクリップ留めでメモ用紙のような状態で置かれていました。

紛失したのは、1年生女子生徒13人分の個人情報が記された「災害用引き渡しカード」です。カードは、災害時に避難場所から生徒を保護者に引き渡す際の確認用で、生徒の氏名と住所、保護者の氏名と緊急連絡先が記されています。

富山市教育委員会によると今月17日午後5時20分ごろ、水橋中学校職員室の共用電話のスペースにクリップで束ねられ裏返しにされた「災害用引き渡しカード」がメモ用紙のような状態で置かれているのを職員が見つけました。
これは1年男子生徒の「災害用引き渡しカード」で、その後カードを保管していたロッカーを確認したところ、1年の女子生徒13人分のカードがなくなっていることが判明しました。

ロッカーは施錠のできないタイプでした。その後、教室・理科室・自宅を探しましたが見つからず、カードの行方は今もわかりません。また市によりますと、これまでに個人情報の流出は確認されていないということです。
学校は19日、全校集会と保護者説明会を開き状況を説明し謝罪しました。富山市教育委員会は、再発防止に努めるとしています。また22日に臨時の校長会を行う予定です