体をたたく儀式と壮絶な人生

元2世信者 もるすこちゃん:
「聖歌を歌いながら、統一教会の歌を歌いながら体をたたいて悪霊をこうやって分立、外に出すっていう。自分の父親が、もうすごい一心不乱に自分、内出血するくらい、わーってたたくわけですよ子どもながらに、やっぱそういう姿を見ると、大人が自分の親がそこまで信じてもうぐわーってね。自分、たたき出すと、もうもう信じ込んじゃいますね」
元2世信者 鈴木みらいさん:
「たたいたら本当に自分がいい人になれるって、信じきってやってた」
元2世信者 もるすこちゃん:「やってたよね」
元2世信者 鈴木みらいさん:「やってたやってた」




鈴木さんの家庭は、度重なる献金で貧しかったといいます。

元2世信者 鈴木みらいさん:
「毎月月末になったら、あと数千円しかないんだけどどうしようって父が言ってくるのがすごいつらかったです。あと1週間で2000円で生活しなきゃいけないとかっていう風に具体的に言われても、そんな小5とか小6で、何をどうしたらいいかもわからないので…」


大学では教団の関連団体「CARP=原理研究会」に所属。勧誘や訪問販売をしていたといいます。そこで“事件”がおきます。

元2世信者 鈴木みらいさん:
「訪問しろって言われた人のおうちで強制わいせつに遭いました。布巾を売っていたんですけど、ボランティアの団体で。一軒家にはいったときに、おじちゃんがいて、土間のところでこう話して、そうですね、胸触られたりとか何かハグされたりとか鼻の下舐められたりとかして」


このことを報告すると、思いもよらない言葉が返ってきたといいます。