銃撃事件の前に安倍元総理のビデオを見ていた
元2世信者 鈴木みらいさん：
「安倍さんが撃たれたときに、教会側の人が撃たれて怖いなと思っていたら、本当に教会関係の話だったので…」
元2世信者 もるすこちゃん：
「安倍元首相がイベントでビデオレターかな。ちょうどみていたんですよ。事件が起こる前に、安倍元首相が出るんだって」
安倍元総理：
「韓鶴子総裁をはじめ、皆様に敬意を表します」
山上被告が事件前に見たという安倍元総理が教団に寄せたビデオメッセージ。
元2世信者 もるすこちゃん：
「教団のイベントに出てきて、信者たちがさらに信仰を強化するようなことを言うんだこの人って。ちょっと僕もその時は本当に恨みをやっぱり抱いたっていうのは事実だし、首相をやったことがある人物が、そんなことやっちゃうんだって」
教団にとって安倍元総理は“重要な人物”だと教えられていたといいます。
元2世信者 鈴木みらいさん：
「教会歴史を学ぶ中で、（祖父の）岸さんとか安倍晋三さんとか、そういうもうワードで聞いていたので。アベル（上司の信者）的な人だって。日本を復帰する（統一教会側に取り戻す）ために重要な人物だみたいな感じで、学んだ記憶ありますけど」
山上被告の母親は、旧統一教会に1億円を超える献金をして、家庭が崩壊していました。鈴木みらいさんの両親も多額の献金をしているといいます。
元2世信者 鈴木みらいさん：
「最低でも1億6000万円は絶対に献金してますね、両親は。壷とか天聖経とか善霊堂とか、大きいお写真とかが家にあるので、そういったものも献金して授かってるのであれば、もっと額としてはもっと高いなって思ってますけど」
“2世”として2人はどのような人生を送ってきたのでしょうか？
元2世信者 鈴木みらいさん：
「あなたは神の子とか原罪がない子っていうのは常々、言われてましたね」
幼い頃から、教団の教義のもとで育てられたといいます。
元2世信者 鈴木みらいさん：
「流行の音楽を聞いていたら、これは恋愛の曲が入っているからサタン的だから聞いちゃいけないとか。キャミソールとかもサタン的だって、サタンが寄ってくるからだめとか。あとは、悪霊がいっぱいついていそうだからやめてほしいとか」
元2世信者 もるすこちゃん：
「細胞の1つ1つには悪霊が入ってるんだよって、親からやっぱ怖くなるじゃないですか」
植えつけられたのは「悪霊」の恐怖…子どものころ韓国の教団施設で、ある儀式を体験したといいます。
