富山県は、富山空港から岐阜県高山市への交通アクセス向上に向け、空港から高山までのタクシーやレンタカー料金の一部を助成する費用など700万円を盛り込んだ9月補正予算案を提出しました。空港利用者を対象に富山市内から高山までのタクシー料金を実質1万円にするなど、まずは現地への交通需要を作り出した上で、将来的な直行バス路線の開設を目指します。

「富山高山すし空港」と、愛称に「高山」が入る富山空港。しかし、高山への二次交通が課題で、直行バスなどはありません。

9日の県議会・代表質問で、自民の宮本光明議員が、直行バスの新設などスピード感をもって対応すべきだとして、県の対応を質しました。

これに対し、新田知事は、次のように答弁しました。

富山県 新田八朗知事
「まずは富山空港利用者の高山への交通需要を作り出したうえでバス路線の新設につなげることが重要であると考えています。加えて空港におけるタクシーの利便性向上についてもタクシー協会などと相談してまいります」

県は、2019年度に実証実験として、富山空港と高山をつなぐ直行バスを1日2往復運行していました。しかし、7か月間で利用者数は約600人と低調でした。

その経験を踏まえて、新田知事は、空港利用者を対象に、富山市内から高山までのタクシー料金を1万円にするなど、まずは高山への交通需要をつくり出すとしています。県によりますと、通常、高山までのタクシー料金は「3万円台後半」程度だということです。

また、富山市内でレンタカーを借りて高山での乗り捨てた場合の、乗り捨て料金(約9000円)についても助成するとしています。

9月補正予算案には、空港から高山へのタクシー・レンタカー料金の一部を助成する費用として700万円、「富山きときと空港」の看板を「富山高山すし空港」に付け替える費用として1800万円を計上しています。