富山名物 細工かまぼこ「1週間に1個作るか作らないか」

業界全体を襲う危機の波。「富山のかまぼこ」をとりまく環境も変化しているといいます。

結婚式の引き出物などに重宝されてきた鯛の細工かまぼこも―。

広又蒲鉾商店 広野隆一さん
「昔は、このくらいのシーズンになったら毎日作っていたような感じなんですけど、今は1週間に1個作るか作らないか」

冠婚葬祭向け商品の需要が減少したことなどをうけ、去年、「新湊かまぼこ」が破産手続きを開始。「尾崎のかまぼこ」で知られる尾崎商会も、6月末をもって事業を終了すると発表しています。

広又蒲鉾商店 広野隆一さん
「(県内)残り15社になっちゃったんですよ。どんどん寂しくなってきている状態ですね」

県内の練り物製造業者でつくる県蒲鉾水産加工業協同組合は、子ども向けの製造体験や細工かまぼこの展示会などを開催。富山のかまぼこ文化を守り抜こうと、知恵を絞っています。

広又蒲鉾商店 広野隆一さん
「巻きかまぼこや細工かまぼこは富山独特の文化だと思っていますので、なるべく絶やさないようにしていかないといけないのかなと考えています」