気温と湿度が上がり、細菌が繁殖しやすくなるこれからの季節。特に注意が必要なのが腸管出血性大腸菌感染症です。毎年夏に感染者が増加する傾向にあり、富山県内でも直近の1週間で6例が報告されました。重症化すると命に関わることもあり、県が注意を呼びかけています。

夏季に感染者が急増…

家畜や人の腸内にも存在する大腸菌。

ほとんどのものは無害ですが、中には毒素を生み出し、出血を伴う腸炎などを引き起こす「腸管出血性大腸菌」と呼ばれるものが存在します。

この大腸菌はいくつかに分類され、代表的なのは「O157」。

牛などの家畜や人の糞便中に時々見つかり、糞便を介して汚染された肉類や食品、井戸水などを摂取することで感染します。

富山県感染症情報センターによりますと、全国における腸管出血性大腸菌の感染例(無症状の保菌者含む)は、例年3,000〜3,900例ほどで推移。

2025年は4,358例(暫定値)と、例年より非常に多い報告がありました。

とくに、気温が上がる夏季に報告数が集中するのが特徴で、富山県内でも6月7日までの一週間に6例が報告されています。