ヤギの乳で育った“げんじぃ” 牧場を手作り
元々、板金職人だった元三さん。乳児のころは母親の母乳が出ずヤギのミルクで育ったといいます。

年を重ねるごとに強くなるヤギへの感謝の気持ち。
生まれ育った故郷・吉懸地区の過疎化を食い止め、賑わいの場所を作りたいと、2017年、たった一人で手作りの牧場を始めました。

こちらは、牧場をオープンする前の様子。
かつて豚小屋として使われていた建物は老朽化して荒れ果て、周囲も枯れた草木で覆われていました。

この状態から、元三さんは自ら建物を修繕。小屋を建て、荒れた田畑や崖の草を刈り、一歩ずつ整備を進めました。

妻の清美さんと、息子の剛さんの支えもありながら数年かけて少しずつ現在の形へと作り上げたといいます。
げんじぃの吉がけ牧場 村江元三さん(80)
「最初はね、家族が反対だったので、自分一人でも良いわと思って。苦しい立場からやりだして、そしたら妻も手伝いをしてくれるし、ボランティアの方も応援してくれるし、よかったなと思って」

オープン当初にいたのは、「さくら」と「うめ」の2頭だけ。年々ヤギは増え、今では39頭の大家族となりました。

げんじぃの吉がけ牧場 村江元三さん(80)
「ふるさとに、こうしてヤギと一緒に住めるというのは夢にも思っていなかったです」










