29日夜、富山市の住宅地で、40代の女性が用水路から出てきたクマに襲われ、顔などにケガをしました。現場は本来クマの出没が少ない海に近い住宅地で富山市はことし初めてとなる緊急銃猟を許可し、クマ一頭を駆除しました。

女性負傷…救ったのは「愛犬」だった

梶谷昌吾 記者
「現場は住宅街です。クマはこちらの用水路から出てきて、この辺りで女性を襲いました」

富山市によりますと、きのう午後7時半すぎ、富山市森の住宅地で犬の散歩をしていた40代の女性が突然、用水路から出てきたクマに襲われました。

現場を目撃した人
「犬の鳴き声と女性の悲鳴が一緒に聞こえた感じ。きゃー。誰かみたいな。ここで見たらあそこの玄関の所に(女性が)おられた感じです。クマにかまれたと言っておられた(壁に)もたれかかってる感じで救急車呼んでくださいって」

女性は付近の住宅に助けを求め、この家の住民が警察に通報しました。

女性は顔や頭、首などに引っかき傷を負い病院に搬送されましたが、命に別状はないということです。

襲われた女性の夫
「(妻は)ICU入ってたんですけど、傷がそこまで。頭蓋骨骨折とかまでいってないから。えぐられたところもそんな深くまで行ってないから感染の悪化はないだろうということで。『一般病棟に移します』みたいな感じでさっき言われた」

男性は妻と昨夜手術前に会話をしたといいますが、身体は震え、憔悴しきった様子だったといいます。

襲われた女性の夫
「この子がクマに吠えるから。吠えて(クマは)深追いせんと逃げていったみたいですね。やっぱり他人事だと思ってたけど、あすはわが身って感じですね」