感情の波を穏やかにするために
甘いものを欲する仕組みが分かったところで、気になるのはその『負の連鎖』をどう断ち切るかです。我慢するのではなく、賢くコントロールするコツを聞きました。
血糖値を安定させるために日頃から実践できることはあるのでしょうか。
精神科医 長妻渉医師
「食事の際、食べる順番を変える。具体的には食物繊維、次にたんぱく質、そして炭水化物の順に食べると血糖値の上昇が抑えられると言われています。また、食後すぐ横になるのではなく、少し歩くなどの運動をすることで血糖スパイクが減少すると言われています。食後の運動は諸説ありますが、およそ15分以内を目安に始めるのが良いと言われています」
「それと、甘いものを完全に禁止するとタガが外れた際に食べすぎてしまう可能性があります。甘いものを単品で食べるのではなく、食後に食べるなど、緩やかな血糖上昇の中で一連の食事としてとるのが重要です。また、カロリーの低いものを選ぶ、個数や回数を決めるなど自分なりのルーティンを作るといいですね」

もし、仕事中にどうしても甘いものが欲しくなった時の対策はあるのでしょうか。
精神科医 長妻渉医師
「水を飲む、少し歩いてみるなど。(Q.ガムをかむのは?)ガムもいいですけど、カロリーゼロのガムは人工甘味料の使用により、甘さはあるが糖分が入ってこないため脳内で混乱するんですね。なので、そのあと摂取した糖分が急激に吸収される可能性があるので、個人差はありますがあまり得策ではないかもしれないです」
甘いもの以外にも注意が必要な食べ物はあるのでしょうか。
精神科医 長妻渉医師
「うどんやラーメンなどの麺類、シリアル、フレークなどで、これは食べることを避けるように指導されることが多いです。それとよくある間違いとしては野菜ジュースです。これは甘いものと同じように扱ったほうがいいですね。ジュース、エナジードリンクなど、液状の糖分は血糖値を急激に上昇させるため注意が必要です」

甘いものの食べ過ぎと言われる量は、体格など個人差がありますが、だいたい100キロカロリーくらいが目安だと長妻医師はいいます。これは物によってはチョコレート1、2粒くらいと非常に少ない量です。この少ない量をいかに楽しむか、それを探すのも1つの楽しみかもしれません。










