3年で単価は2倍以上に

フルールが扱うチューリップの球根のほとんどは輸入に頼っているのが現状で、その大半を占めるオランダ産は長引く円安に加え、天候不良による不作も重なり急激に高騰。

単価はこれまで10円から20円ほどでしたが、現在は50円から60円と、この3年ほどで、倍以上に跳ね上がっているといいます。

経費削減のため、ハウスの暖房の温度を1~2℃下げるなど工夫を凝らしています。

また、今シーズンからは切り花の販売価格を約1割引き上げましたが――

フルール 仙道秀松さん
「商品の単価を上げると、今度は購買力が落ちてくる。落ちているやろうね、収入は。そのかわりに、市場や花屋に直接売るなどの方法はとっているけれども、でも単価的には話にならない」

国産の球根では量や種類を十分に確保できず、海外産に頼らざるを得ない状況です。

価格の先行きは見通せませんが、それでも栽培を続けていきたいと話しています。

フルール 仙道秀松さん
「安くなることはおそらくないだろうね。現状維持がいいところだろうな。だって、向こう(オランダ)も生産者減っているっていうもん。春を呼ぶ花だからね。そういう意味では続けていきたいね、ずっと」

春の訪れを告げるチューリップ。その産地で、生産者の模索が続いています。