完成前から続々成約 キーワードは「住み替え需要」

3月から入居が始まるサーパス富山桜橋。価格は最大6300万円台と決して安くはありませんが、このマンションを販売する穴吹工務店によりますと、9日時点で44戸のうち4分の3を超える36戸が契約。

うち8割が富山県内からの住み替えだということです。

穴吹工務店北信営業課 加藤剛志さん
「50代から60代の方が多いですね、郊外からやはり街なかの便利な場所に住み替えたいという需要もすごく多くなっております」

一方、環水公園のとなりに建設中の「レーベン富山環水公園ピークテラス」。
完成は2027年3月の予定ですが、既に66戸のうち6割近くの契約が決まったということです。

タカラレーベン北陸支店 石黒久美彦さん
「販売時に分譲した際に多くの物件が竣工前完売もしくは竣工後早期に完売」

富山駅の北口でもドラッグストアの隣に15階建てのマンションを建設中のタカラレーベン。

県内で17棟1100戸以上のマンションを供給していて、共働き層や郊外から中心市街地に住み替えたいシニア層に人気だということです。

タカラレーベン北陸支店 石黒久美彦さん
「お庭の手入れや、もしくは除雪、また自治会の負担そういったものが足かせになってしまうというところで、公共交通機関の沿線や中心市街地への居住ニーズが非常に高いと考えております」

専門家は、高齢化による都市部への住み替え需要がマンション増加を後押ししていると指摘します。

帝国データバンク富山支店 大場正範さん
「郊外の地域のインフラ、バスとか公共交通みたいなもの、あと商業、お店であったりとか、そういったものの維持が難しくなっている。そうなってくると、『やっぱ中心の方がいろいろ便利だよね』『例えば車持たなくていいよね』とか『雪かきしなくていいよね』とか、そういった発想になってくるので、今後人が減っていくということは、どんどん郊外から中心に人が集まってくる。そういう機運が高まってくるんじゃないかなと」