「抜け穴をつくような感じ」専門家はさらなる政治不信を危惧

不祥事を理由に小選挙区で公認を得られなかった候補を、比例代表の公認とすることに問題はないのでしょうか。

東京大学で政治学を専門としている内山融教授を訪ねました。

東京大学大学院 総合文化研究科 内山融教授
「田畑議員いろいろと問題が報じられているが、そういう方が比例の上位で遇された。それで当選したということで、そういった人を比例名簿の上位に据える党の判断というか党の見識。これが疑われるというのはあると思う」

衆院選の比例代表制とは全国を11ブロックに分け、計176の議席を各党の得票数に応じて配分する仕組みです。

小選挙区との重複立候補が可能で、候補者名ではなく政党名で投票。

各党、名簿に記載された順位の上位から当選しますが、名簿順位は党が自由に決められ、公認理由や順位決定の過程を公開する義務はありません。

自民党の古屋圭司選対委員長は田畑氏の公認理由や名簿順位について――

自民党 古屋圭司選対委員長
「総合的に判断しました。これは選対委員長として判断したと。これに尽きます」

東京大学大学院 総合文化研究科
内山融教授「総合的判断っていうのも責任をぼやかした言い方で、そこは総合的でもじゃあ何と何を総合してこういう判断にしたのかという」「抜け穴を突くような感じで政党が選挙制度を使ってくる。民主主義とか選挙制度への不信っていうのを生んでしまいますので大変まずいのではないかと思います」