■一斉にやれば、効果は期待できるが…

高岡市民:
「いらないものをここに捨てています。来年春になったらこれを畑にまきます。(記者:肥料にする?)そうです」


高岡市民:
「まちなかの人と、田舎のほうとは生活様式が違うからね。カラスが来ても、仲良くするというかな。カラスも生き物だから、腹が減っているんだなと思ってね。それぞれの人たちが地域で知恵をしぼればいいと思う。行政に責任を押し付けないで」



高岡市では、これまで電線にとまりにくくする部品を設置したり、ゴミ集積所の改良に補助金を出したりすなどしてきましたが、フン害はなくなりませんでした。


高岡市環境政策課 室谷智課長:
「まず、いま多くなりすぎたということを抑制する方向で、みなさんのご協力をいただきながら、フン害の減少、削減に向けて取り組んでいきたいと思っています」


兵糧攻めキャンペーンの強化期間は、2023年1月16日から27日までのおよそ2週間…。果たして、市民の協力が得られるのか、そして、まちなかの人々がフン害から解放される日が来るのか…。

※富山県によりますと、県内では2016年の調査で11か所のねぐらに2万6千羽あまりのカラスの生息が確認されていて、増加傾向だということです。
このうち高岡市は、市民に「生ゴミは外に出さない」「柿の実などは早めに収穫する」「畑などに残った野菜を肥料にする場合も土に埋める」といった協力を呼びかけているということです。