富山県立大学は約3年半にわたり、特定の教職員のみがアクセスできる学生の成績などの個人情報が全ての学生も閲覧できる状態になっていたと発表しました。

富山県立大学 小笠原司学長
「関係者の皆様には多大なご迷惑をおかけしたことを、深くお詫び申し上げます」
閲覧可能となっていたのは、富山県にある富山県立大学射水キャンパスに通う学生923人分の氏名や成績、非常勤講師の履歴書、他大学の学生が受講した科目の単位取得状況などの個人情報です。
最大で2022年7月からことし12月8日までの約3年半、閲覧可能となっていました。
大学によりますと、学内で使われているクラウドサービスの設定ミスにより特定の教職員のみが利用する共有フォルダが、すべての学生と教職員も閲覧できるようになっていたということです。
12月8日、学生からの指摘で発覚。
アクセス状況を確認したところ、23人の学生が閲覧しファイルの保存などを行っていました。

大学側は閲覧した学生に対しデータが残っている場合は削除を依頼。
いまのところ、個人情報の拡散や悪用の事実は確認されていないということです。










