「あなたの電話番号は資金洗浄事件の対象になっている」などと言われ、富山県魚津市に住む60代の男性が、現金115万円をだまし取られる特殊詐欺の被害にあいました。

12月11日、富山県魚津市に住む男性の自宅にNTT職員を名乗る男から「あなた名義の携帯電話で未払いの料金がある」などと電話があり、男性は携帯電話の番号を伝えたということです。

その後、男性の携帯電話に警察官を名乗る男から電話があり「あなたの電話番号は資金洗浄事件の対象である」などと言われ、現金115万円を用意するよう指示されました。

翌12日、男性が現金を用意したことを男に伝えると、男は「玄関前のポストの上に、封筒に入れて置いて」「封筒を置いたら家の中で待つように」などと指示してきました。

60代男性が指示通り現金入りの封筒を置いたところ、数時間後に封筒がなくなっていたということです。

そこで男性は、これまでのやり取りを不審に思い警察に相談したところで、詐欺の被害に気付いたということです。

警察は警察官や検察官を名乗る者からの電話で「捜査対象となっている」などと言われた場合、相手の名前や所属部署、内線番号を確認するか、電話を一旦切る。もしくは家族や知人、警察に相談するよう呼びかけています。