魚津市の新川文化ホールで、20日から「富山大空襲」展が始まりました。この企画展は、1945年8月2日に米軍の焼夷弾による爆撃で市街地が壊滅的な被害を受けた富山大空襲について、体験者の証言と絵を中心に克明に伝えています。


火の海を逃げ惑った体験者たちの目線で大空襲を再現した企画展は、ことし7月、富山市で開催され、6日間で3000人以上が来場しました。

新川巡回展実行委員会 飯田恭子さん
「アンケートでぜひ巡回してほしいという意見が多く寄せられ、常設展がないという現状では、せっかく制作したパネルを地域を回して展示したいという思いで企画しました」

魚津市での巡回展では、終戦後の変化や暮らしぶりがわかるパネルを追加して、復興への第一歩を伝えることにしました。

新川巡回展実行委員会 飯田恭子さん
「大変だね戦争ってひどいねで終わらないで、これから自分がそのことをどう行動に移すのか、どう学び取るのか、考えていっていただきたいなと若い人につないでいきたいなとそういう思いです」

「富山大空襲」展は11月24日までです。










