台風23号(ナクリー)は11日朝、奄美大島の南南東約180kmで停滞していて、今後北上する見込みです。
気象庁によりますと、台風23号は11日午前6時現在、奄美大島の南南東約180kmにあり、ほとんど停滞しています。中心気圧は994hPa、中心付近の最大風速は23m/s、最大瞬間風速は35m/sとなっています。強風域は全域で220kmに広がっています。



▼11日午後6時には、奄美大島の東約160kmに位置し、北北東に時速15kmで進む見込みです。中心気圧は992hPa、中心付近の最大風速は25m/s、最大瞬間風速は35m/sと予想されています。
▼12日午前6時には四国沖に達し、北東に時速20kmで進む見込みです。中心気圧は990hPa、中心付近の最大風速は30m/s、最大瞬間風速は40m/sまで強まると予測されています。
▼13日午前3時には伊豆諸島近海に位置し、東北東に時速30kmで進む見込みです。中心気圧は980hPaまで低下し、中心付近の最大風速は30m/s、最大瞬間風速は45m/sとなる見通しです。
▼14日午前3時には「強い」勢力に発達し、日本の東を東北東に時速35kmで進む見込みです。中心気圧は980hPa、中心付近の最大風速は35m/s、最大瞬間風速は50m/sに達する見通しです。
▼15日午前3時には温帯低気圧に変わる見込みです。日本のはるか東を東に時速35kmで進み、中心気圧は990hPa、最大風速は30m/s、最大瞬間風速は40m/sと予想されています。

台風の予報進路は、予報の期間が長くなるほど誤差の幅(予報円)が大きくなります。最新の情報を確認するようにしてください。