富山県内では6日夜からけさにかけクマの出没が相次ぎました。黒部市では集落もある山間の地域などで2件の出没を確認、いずれもAIカメラがその姿を捉えていました。

道路を横切り崖沿いを奥へと歩いていく動物。

黒部市が設置するAIカメラが撮影した成獣とみられるクマの映像です。

梶谷昌吾記者
「クマが検知されたのは山間にある林道です。辺りは草木が生い茂っていて道路には栗の実がたくさん落ちています」

7日午前5時30分ごろ、黒部市前沢の大谷ダム近くの林道で市のAIカメラが成獣のクマ1頭の姿をとらえました。

猟友会や市の職員が現場を確認したところ、クマの足跡やどんぐりを食べたとみられる跡が確認されたということです。

住民「やっぱりこの辺で出たって聞いたらおっかないよね。クマのニュースを聞くとまたかって。何とかならんがかねと思う。さっさと駆除してほしいと思う」

黒部市では連日、クマの出没が相次いでいて昨夜は宇奈月町愛本のパークゴルフ場でも…。

梶谷昌吾記者
「パークゴルフ場ではあちらの藪の辺りにいたクマをこちらのAIカメラが検知しました」

AIカメラが撮影した映像では、画面左下に動物のおしりのようなものが確認できます。

6日午後11時半ごろ宇奈月町愛本のパークゴルフ場に設置してあったAIカメラがクマの姿を検知。

現場ではクマのものとみられる足跡も確認しました。