富山市の中心市街地でホテルの開業が相次いでいます。観光客の増加で競争が激化する中、各ホテルは朝食や睡眠、スイートルームなど独自路線で勝負し、“第二次ホテル戦争”の様相を呈しています。専門家は活発な競争により、県内の雇用が生まれるだけでなく、ホテルの質が高まることで富山全体の魅力にも寄与すると強調します。
約70種類の朝食ブッフェ


ブリやホタルイカの握りずしに、とやまポークのしゃぶしゃぶ。これらはとあるホテルの朝食ブッフェです。

提供しているのは8月29日、富山に初進出した「ホテルエノエ富山」。
全国でビジネス客向けの「スマイルホテル」を展開する「ホスピタリティオペレーションズ」が運営していて、ファミリー層や観光客をもターゲットにした新ブランド「ホテルエノエ」を立ち上げました。富山は北海道の函館に次ぐ2店舗目となります。

ホテルエノエ富山 柳瀬剛士支配人
「富山県というのは自然の宝庫、海の幸などの宝庫になっておりますので、そういったところで富山の方に出店をさせていただきました」
エノエが力を入れているのが朝食ブッフェです。

周辺ホテルの多くが50~60種類のメニューを掲げているのに対し、エノエのメニューはさらに多い約70種類。富山名物の「ますずし」や、シロエビとトマトがたっぷり入ったスープカレー。
さらに――
ホテルエノエ富山 緑川忍料理長
「ブラックオムレツです。イカ墨で色を黒くしています。富山の特徴をオムレツで表現できたらいいなと」
富山ならではのメニューの数々に宿泊客は――
宿泊客
「おいしいです」「泊まる優先順位高くなると思いますね」
こだわりの朝食付きプランは1泊1人あたり8500円からということです。










