激しい雨による災害に注意

6日に予想される1時間降水量は、関東地方北部で50ミリ、関東地方南部で50ミリ、甲信地方で40ミリと、短時間に強い雨が降ることが予想されています。また、5日18時から6日18時までの24時間降水量は、関東地方北部で80ミリ、関東地方南部で80ミリ、甲信地方で60ミリと予想されています。

このような激しい雨が降ると、土砂災害の危険性が高まるほか、アンダーパスなどの低い土地での浸水や、中小河川の急な増水・氾濫が発生するおそれがあります。普段と異なる様子を感じたら、速やかに安全な場所に避難するなど、早め早めの行動を心がけてください。

落雷や突風にも警戒を

関東甲信地方では、5日夜遅くにかけてと6日昼前から夜遅くにかけて、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。落雷は建物や電柱などの高い場所に落ちやすい性質がありますので、雷鳴が聞こえたら屋外にいる場合は速やかに建物内に避難することをお勧めします。

また、積乱雲の接近に伴い、竜巻などの激しい突風が発生する可能性もあります。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。空が急に暗くなる、冷たい風が吹き始める、雷鳴が聞こえるなどの現象が見られたら、頑丈な建物内に避難しましょう。

農作物への影響にも注意

この不安定な大気の状態によって、降ひょうのおそれもあります。降ひょうは農作物に大きな被害をもたらす可能性がありますので、農作物や農業施設の管理にも注意が必要です。

特に露地栽培の野菜や果樹、施設園芸のビニールハウスなどは大きな被害を受けやすいため、対策が可能な場合は事前に保護措置を講じることをお勧めします。また、降ひょう後は速やかに被害状況を確認し、必要に応じて適切な処置を行うことが重要です。

5日(火)の雨風シミュレーション