富山地方鉄道が支援を得られなければ一部区間を廃線とする方針を固めたことを受け、沿線自治体のトップが懸念を示しました。
魚津市 村椿市長
「片一方でしっかりと(利用状況などの)調査をして検討したいと言っているその段階で、支援がなければ廃線だっていうふうに表に出てくるということについては、少し驚いた」「住民の皆さんのほうにも我々がきちんと話をしていかなければならないテーマではあるので、それを待たずに決めていくというふうなことは、いかがなものかなとは思います」

これは富山地方鉄道が行政の支援を得られなければ鉄道の一部区間を来年秋に廃線とする方針を固めたことを受け、魚津市の村椿市長がきょうの定例会見で述べたものです。

そのうえで村椿市長は「県にも主体的に関わってほしい」と述べ、県と3市1町で協議し、利用者への影響も踏まえ、来年度の支援をしていく方向で11月までに何らかの判断を示したいとしています。