北アルプスの北部、黒部峡谷の東鐘釣山で28日、岩石の転落防止のための工事の作業中、足場に使う鉄製パイプが落下して作業員の男性に当たり右手を骨折する重傷とみられます。
黒部警察署によりますと、28日午後0時5分ごろ、富山県黒部市の東鐘釣山の山頂付近(標高約759メートル)で、岩石の転落防止の措置工事の足場として使う鉄製のパイプを荷上げしていたところ、パイプが約2メートル落下し、作業中だった長野市の会社員の男性(42)の右手親指の付け根に当たったということです。
この事故で男性は右手を骨折する重傷とみられます。

警察によりますと、男性に当たった鉄製パイプは長さ約3メートル、太さが5センチ、重さは約8キロだったということです。
作業は4人で行っていましたが、作業員がパイプを落としてしまい男性にあたったということです。
警察は事故の詳しい原因を調べています。
