富山市の奥田交番が襲撃されて警察官が殺害されたうえ、奪われた拳銃で近くの小学校の警備員が殺害された事件で、死亡した警備員の妻の弁護団が、110番通報の音声データの閲覧を制限した状態になっている裁判所に不服を申し立てています。
原告の代理人弁護士 清水勉弁護士
「通報を生で聞くとあの凄まじさ、通報する側の必死さと、通信指令室の無能ぶり、無責任ぶり。通信指令室は本当に真面目に命に向き合って仕事をしていたのかという問いなのですよ。あの通報は…」

殺害された警備員・中村信一さんの妻の弁護団は富山地裁に対し被告の県警側から閲覧制限の申立てが出ている110番通報の音声データなどを第三者が閲覧できるようにするよう求めています。
この民事裁判は、2021年6月に中村さんの妻が、事件発生時の警察の初動対応を明らかにするため提訴したものです。
