夏場を前に11日、生産者や富山県職員らが富山の米「富富富」と「コシヒカリ」の生育状況について現地調査を行いました。

調査が行われたのは、富山市内にある「富富富」と「コシヒカリ」の水田です。

生産者や県職員らおよそ100人が参加して、イネの苗の長さや葉の色などを確かめ今年の生育状況を見極めていました。

JA全農とやまによりますと去年収穫されたコメの一等米比率は「富富富」で96.8%「コシヒカリ」で90.7%でした。

今年のコメの生育状況については。

富山県広域普及指導センター 板谷恭兵さん
「初期の生育は昨年よりは非常に良かったかなと思いますので、収量が採れるのではないかと期待している」

一方で、懸念材料は連日続く猛暑。県の広域普及指導センターは暑い日が続くとコメの収量が減る恐れがあることからイネが肥料を吸収しやすくなるようこめめな水管理を呼びかけています。

富山県広域普及指導センター 板谷恭兵さん
「やっぱり水管理、しっかり丁寧にしていただければ収量の方も上がってくると思いますので、大変だと思うんですけども、是非そこはきめ細やかに管理していただければと思います」