富山市の県民会館で、あすから「富山大空襲展」が始まります。この展示は、戦後80年にあたって富山大空襲の歴史と事実を知って戦争と平和について考えてもらいたいと企画されました。

米軍の焼夷弾爆撃で市街地の99.5%が焼失し、およそ3千人が犠牲となった富山大空襲。

会場では、パネルを使って富山大空襲の歴史的事実をわかりやすく詳細に伝えています。また、この惨状を後世に伝えようと体験者たちが描き残した絵や紙芝居も展示されています。

「富山大空襲」展示会実行委員会 飯田恭子さん
「富山大空襲を体験した人がもう死んでいっているんです。その時私は7歳でしたから。その時のことを語れる人間として最後でないかな。戦争というものをしちゃいけないんだという気持ちをしっかり持ってほしい」

富山大空襲展は、県民会館であす12日から今月17日まで開かれます。(※入場無料)