今月20日投開票の参議院議員選挙について、JNNでは5日と6日に世論調査を行い、序盤情勢を分析しました。その結果、富山選挙区では自民・現職の堂故候補と国民民主・新人の庭田候補が激しく競り合っています。
今月3日に公示された参議院議員選挙について、JNNでは5日と6日、インターネット調査を行い、取材を加味して序盤の情勢を分析しました。

富山選挙区には現職と新人4人の5人が立候補しています。

分析の結果、序盤情勢では自民・現職で公明推薦の堂故候補と国民民主・新人の庭田候補が激しく競り合っています。

参政・新人の田保候補は伸び悩み共産・新人の坂本候補と諸派・新人の佐藤候補は苦戦しています。
自民・現職の堂故候補は自民支持層の5割、公明支持層の5割近くを固めました。
一方で、自民支持層の3割近くと公明支持層の4割近くが投票先を「まだ決めていない」としていて自民・公明支持層からの支持をどれだけ固められるかが鍵となりそうです。
国民民主・新人の庭田候補は国民民主支持層の7割と立憲民主支持層の5割、社民支持層の4割近くを固めました。5人の候補の中では最も庭田候補が無党派層からの支持を集めていますが、無党派層の6割はまだ投票先を決めていません。陣営では浮動票の取り込みに力を入れています。
参政・新人の田保候補は、参政支持層の8割、日本保守支持層の4割近く、れいわ新選組支持層の2割が支持しています。陣営では中盤には個人演説会も開き、反自民票や無党派層からの支持拡大を目指します。
共産・新人の坂本候補は、共産支持層の6割近くから支持を得ています。陣営では支持者の高齢化を課題にあげていて、若い世代や無党派層への浸透を図りたいとしています。
NHK党から公示直前に立候補することを決めた諸派・新人の佐藤候補は、「そのほかの政治団体」を支持する層から3割近くの支持を得ています。
今回の調査では、4割あまりの人が「まだ投票先を決めていない」と答えていて、今後、情勢が大きく変わる可能性があります。