気軽に集まれる居場所をつくりたい

なぜ電気店がイタリアンを始めたのでしょうか――

K-DIC 黒田保光社長
「僕も小さいころ、店に用事もないけど、おじいちゃんがいつもコーヒー飲みに来たり、そんな場所でした。でも、今そういった店が地域にない。そんな場所をぜひ作りたくて」

黒田保光社長は3年前には当時コロナ禍で、孤独な一人暮らしの高齢者をサポートしようと電気店の敷地内にベーカリーをオープン。

もっと街の人々が気軽に集まれる居場所を作りたいと考え、今回はイタリアンの開業を思いついたといいます。

K-DIC 黒田保光社長
「人に『助けて』と言いたくても言えない人もたくさんいらっしゃる。でも、そんな人たちが声を出せる場所、あるいは自分の愚痴をちょっと聞いてくれる場所。そんな場所があれば、ちょっと心穏やかに住まえると思う。僕たちが育ったような昔みたいな地域コミュニティが元気にある地域は本当にいい地域だと思うので、そんな地域作りたいと思っています」

訪れた人々が前向きになることができるそんな場所を作っていきたいと意気込みます。

電気店のイタリアンは地域に光を灯すのでしょうか、黒田さんの挑戦は続きます。