きのう、東京・赤坂のライブハウスの前で女性が男に腹などを刺され重傷を負った事件で、男が事件のおよそ1時間前から現場周辺を自転車や徒歩で徘徊していたことがわかりました。

この事件はきのう午前10時半ごろ、港区赤坂のビルの地下1階にあるライブハウスの前で、イベントに出演予定だった40代の女性が男に左のわき腹などを刃物で刺され、内臓に達する重傷を負ったものです。

これまでに、女性は店の前で1人で待っていたところを男に襲われたとみられることがわかっていますが、その後の捜査関係者への取材で、男が事件を起こすおよそ1時間前から現場近くを自転車や徒歩で徘徊していたことがわかりました。

男は、女性がビルに入った直後に、後から入ったことが確認されたということです。

また、店が入るビルの前に貼られたイベントのポスターには黒色のスプレーでバツ印が書かれていて、警視庁は事件との関連を調べるとともに、逃げた男の行方を追っています。