市長報酬40%カット「4年間継続し震災復興に役立てたい」

出町さんは被災地の復興に際して、市長報酬を40%カットして年間480万円の財源を生み出すという方針も打ち出しています。期間について問われると「1期の4年間はそうしたいと思っています」と明言しました。
出町譲氏
「震災復興の途上であり、震災で苦しんでいる方、困っている方がいらっしゃる。この現実を見ると、やはり今後4年間は報酬をカットして、何かしら震災復興に役立ててもらいたい」
大型事業は「立ち止まって考え直す」姿勢
高岡駅南口のダイエー跡地取得や竹平記念体育館のサブアリーナ新設計画など、大型事業についても見解を問われた出町さん。いずれも「議論が不十分」として、慎重な姿勢を示しました。
ダイエー跡地については――
出町譲氏
「まず利活用の前に、その土地が一体どういうものなのか調べなければいけないと思います。一部には元々沼地だったという話もあります。もし本当にそうだったら高層建築物は建てることが難しいのです」
竹平記念体育館のサブアリーナ新設計画についても――
出町譲氏
「白紙撤回も含めて、一回立ち止まって考え直してみなければいけない」
その一方で、「スポーツコアの近くの総合体育館に関しては是非とも実現したい」と具体的な代替案も示しました。
議会との関係構築「粘り強く説明し納得していただく」
高岡市議22人中20人が現職を支援したという状況で、今後の議会との関係構築が課題となります。
出町譲氏
「なかなか難しい問題。私は今回の選挙でもいくつか様々な政策を打ち出しました。政策は必ず実現したい。その場合は議会の方々に了解いただかなければいけない。私は粘り強く皆さんにご説明して納得していただけるような努力をしていきたい」
選挙戦で掲げた「税金の使い方をチェンジ」という公約の実現に向けて、議会との協力関係をどう構築していくのか。市民の大きな期待を背負った出町新市長の手腕が問われます。