富山県教育委員会は26日、酒気帯び運転で摘発された35歳の男性職員を停職4か月の懲戒処分にしたと発表しました。
処分を受けたのは、富山県教育委員会保健体育課に所属する社会教育主事です。
県内の自治体に派遣されていて、スポーツ担当の職員として小学校での体力向上の指導や中学校での部活動の指導などにあたっています。
男性職員は今年3月19日の午前0時59分頃、魚津市内で自家用車を運転中、警察車両に停止するよう指示を受けました。
アルコール検知の結果、酒気帯び運転と判断され、その場で告知票が交付されたということです。
この日はプライベートで友人と魚津市内の飲食店に入り、午後6時から19日午前0時ごろまでの間、ビール3~4杯、日本酒1~2杯、焼酎2~3杯を飲んだということで、運転代行を探したが見つからず1人で運転したということです。
県教育委員会は「これまでも教職員の綱紀保持について繰り返し強く指導してきたにもかかわらず、このような事態が生じ、県民の皆様の信頼を損ねたことは誠に残念」とコメントしています。
そのうえで「飲酒運転の撲滅と法令遵守、教職員の綱紀保持の徹底を図り、再発防止に取り組む」としています。

今回の事案は令和6年度中に発生しましたが、処分が確定した令和7年度の案件としては初めての懲戒処分となります。なお、酒気帯び運転による懲戒処分は、令和5年度は1人、6年度は2人でした。
