■このタイミングで雲がさえぎり始める…

中川アナウンサー:
「ちょうどいま皆既(月全体が影に入ること)のはじまりということですが雲に隠れて残念ながら見えていません」
寒空の下、カメラを構える天文ファンからはため息…

一目見たい。その願いが通じたのか…

中川アナウンサー:
「あ、あ、あ、見えてきた。見えてきました」
厚い雲が切れ、赤く染まった月が現れました。皆既月食です。
月の左下にある、小さな瞬きは天王星です。

「こんなきれいに見えることは、なかなか無いと思うんで、来てよかったです」
「予想以上にすごくきれい。本当にうれしいです」
そして、8時36分。もうひとつの天体ショーが…
中川アナウンサー:
「天王星と月が一緒になっています。いま天王星が隠れました。皆既月食と天王星の惑星食、安土桃山時代以来の442年ぶりのダブル天体ショーです」

次回、日本で皆既月食と惑星食のダブル天体ショーを観測できるのは、2344年7月26日。富山で見ることはできませんが、関東や伊豆・小笠原諸島で観測できます。

