「血みたいなものがあって怖かった」
廃墟から出てきた若者たちに話を聞きました。
男性
「以前に廃墟(めぐり)として2・3回来たことあるんですけど、落書きとかがあってみんなで遊んでる感じだったんですけど、遺体があったというニュースを見て鳥肌が立ちましたね。今日(建物に)入ってみて血みたいなものがあって怖かったです」
男性3人組
「3階は人がいた形跡は結構ありました。ペットボトルだったり、いろいろ置いてありました」
「布団がぐちゃぐちゃになっとるやつとかもあれば、3階にきれいな布団はあったんですけど。コップとか置いてあったりはしてますね」
富山県警は廃墟に勝手に入るのは建造物侵入の罪にあたるとしていて、記者が若者たちに告げると「もう、しません」といって去っていきました。
この廃墟、もとはどんな建物だったのか?

近所の人の話によれば、この建物は企業の保養所だったといいます。登記簿によると鉄骨4階建てで、1977年に建てられていました。
廃墟でみつかった遺体はその後、近くに住む69歳の女性だったことがわかりましたが、なぜ、ここにいたのかはわかっていません。
愛知県岡崎市で遺体が見つかった現場も同様の廃墟で、廃墟となった古い建築物の管理責任や、周辺の治安維持は、全国各地で課題となっています。