文化にするためには“深堀”が必要

併設のワークショップルームではウイスキーのブレンドを体験でき、5つの原酒の香りや味を比べながら、自分好みのブレンドウイスキーを作ることができます。

加賀谷悠羽キャスター
「あ、キャラメルっぽい。甘い、焦げている感じ?これ好きかもしれないです」

加賀谷キャスターは華やかな甘い香りが感じられた5番の原酒をベースに、その他の4種類も少しずつ混ぜ合わせました。

加賀谷悠羽キャスター
「5番の香ばしさを残しつつも、少しまろやかになった気がします」

調合の比率を決めたら、瓶に詰め…

加賀谷悠羽キャスター
「オリジナルのウイスキーが完成しました」

海外から注目が集まるジャパニーズウイスキー。

稲垣社長は製造工程も知ってもらうことで、ジャパニーズウイスキーをブームにとどまらない「文化」として定着させたいと話します。

若鶴酒造 稲垣貴彦 社長
「文化にしていくためには『深堀』が必要だと思う。そういった意味で、こういった場所ができることで、世界から多くの人が訪れる場所になっていけばいいなと思う」

加賀谷悠羽キャスター:国産ウイスキーは盛り上がりを見せています。日本のウイスキーの輸出額はこの10年で10倍の500億円市場に急成長。2020年時点で日本酒の輸出額を超えています。

「三郎丸蒸留所」の母体の「若鶴酒造」でも全体の売上高に占める日本酒とウイスキーの割合がこの10年で逆転しているということです。

舟本真理キャスター:そんな追い風の中で、今回の見学できる「ブレンダー室」が作られたんですね。

加賀谷悠羽キャスター:「三郎丸蒸留所」では消費の上限がある程度見えてきた中で、ブレンド体験などで高い付加価値をジャパニーズウィスキーにつけていきたいとしてます。

舟本真理キャスター:ブレンダー室とワークショップルームは今後、一般向けに見学可能になる予定ですが、具体的な時期などは現在検討中だということです。