家庭と仕事の両立しづらい、昇進を望まない
女性管理職の割合が低い要因や課題では「家庭と仕事の両立がしにくい」が、60.2パーセントのトップで6割を超え、次に「女性従業員が昇進を望まない」が48.1パーセント、「日本社会の性別役割分担意識の存在」が35.2パーセントでした。
また一部の企業からは「管理上位職は営業経験者としており、女性は事務職なので管理職が少ない」(卸売)などの声があがっていて、男女の役割の固定化が課題になっているとみられます。

帝国データバンクは、人手不足が深刻化することで、女性の潜在的な労働力を掘り起こし、女性活躍の推進をする重要性が年々高まるとしています。
そのうえで、企業は女性活躍の支援に取り組むこと、同時に政府には女性の昇進や求められる役割に対する働きかけを積極的に行い、女性の意識改革を進めることが求められると指摘しています。