7月に富山県内の用水路で見つかった大量の1万円札の落とし主が見つかりました。見つかったのは少なくとも85万円以上。10月20日の保管期限ギリギリで、落とし主に返還されました。
富山市のチューリップテレビ付近の用水路で大量の1万円札が見つかったのはことし7月19日でした。
警察も加わり用水路を200メートルにわたって調べると、その後も1万円札が次々と見つかりました。
チューリップテレビの調べでは2日間であわせて85枚の1万円札が用水路から見つかりました。
誰のものでどこから流れてきたのか、1万札を見つけたチューリップテレビの記者は、用水路の上流をさかのぼり調べましたが、手がかりは掴めませんでした。
しかし19日、発見から3か月を経て1万円札を届け出た人に警察から「拾得物件返還通知案内書」が届きました。
通知案内書には、18日に落とし主の元へ1万円札が返還されたことが記されています。落とし主は富山市内の人物ということです。
遺失物法では警察が落し物を保管する期間は3か月と決められています。
7月19日にチューリップテレビの記者が届け出た1万円札の保管期限は10月19日までしたが、落とし主に返されたのは前日18日。期限ギリギリの返還でした。
落とし主を特定した経緯について富山中央警察署は「遺失の届け出、その他の状況などにより総合的に判断して落とし主を特定した」とコメントしています。