14日、北陸新幹線長野~金沢間が開業して10年となります。首都圏に本社を置く企業の富山県への2009年から12年で約800の事業所にのぼり、経済面では恩恵を受けています。一方で、観光面では宿泊者数が伸び悩むなど課題も出てきています。

2015年3月14日。構想から半世紀を経て開業した北陸新幹線。

上越新幹線から特急に乗り継ぎ3時間11分かかっていた富山~東京間が、直通となり最短2時間8分で行き来できるようになりました。

あれから10年。

県内に住む10代女性
「推しのライブとかに行く時に便利だなって思います。(新幹線が)なかったら夜行バスで時間をかけて行かないといけないので」
県内出身70代男性
「できてよかったですよ。北陸新幹線だったら、ここ(富山)駅で乗ってぱっと東京駅でしょ。東京駅を降りて、例えば仕事へ場行くのにタクシーで10分ぐらい。大手町でも銀座でも」
県内に住む70代女性
「富山はやっぱり経済効果もあるんじゃないかなと思いますし、お客さんも以前の富山駅よりすごく増えましたので」

富山市中心部では新幹線開業後にTOYAMAキラリやユウタウン総曲輪などが開業し、富山駅周辺では、ビジネスホテルや外資系のホテルなどが相次いで進出しました。

富山駅前、富山市桜町2-1-8の地価は2014年から去年まで11年連続で上昇し、去年の地価は58万5000円でした。