富山県の舟橋村が、農事組合法人の相談に応じて農薬散布の面積を水増しして申請、不正な手続きで補助金を支給していたことが分かりました。村は他の事業でも不透明な部分があるとして引き続き調査しています。
舟橋村によりますと、2019年度、農事組合法人の担当者から村の職員に、価格が9万円程度のドローン用の発電機を購入したいとの相談がありました。
村の職員は発電機の購入費が賄えるよう、ドローンによる農薬散布の面積を水増しして作成、その分を上乗せして支給したということです。
村の聞き取りに対し、職員は、農事組合法人から金品の授受はないと話しているということです。舟橋村の古越村長は今のところ職員の処分はせず、返還を要求することも考えていないということです。
農業関係の補助金について村は、ほかにも不透明な部分があるとして、引き続き調査しています。