この春マニュアル免許が取得しづらくなるかもしれません。運転免許の取得に必要なカリキュラムを定めた道路交通法施行規則が4月に大幅に変わります。オートマ車の教習が中心となり、マニュアル車での教習時間が減ります。規則の施行には移行期間が設けられていますが、将来的にマニュアル免許取得のハードルが上がるのではないかと危惧する声もあがっています。

みなさんは運転免許証を「オートマチック限定」「マニュアル」どちらで取得しましたか?

マニュアル免許で取得した人は、クラッチ操作やギアチェンジ、そして坂道発進で苦戦した人も多いはず。

そんなマニュアル免許の教習内容が4月、道路交通法施行規則の改正によって大きく変わります。

これまではマニュアル免許の教習のほとんどはマニュアル車が使用されていましたが、4月からの新カリキュラムでは教習のほとんどをオートマ車で行う新方式となります。

改正の背景にはオートマ者の普及が挙げられます。

日本自動車販売協会連合会によりますと、2023年の自動車登録台数の97.9%はオートマ車ということです。(輸入車・軽自動車除く)

規則の改正により、新カリキュラムへの移行後、マニュアル免許を取りたい場合は31時間のオートマ車での教習を受けた後、マニュアル車4時間の教習を行うことになります。