昭和が漂う店内 40年以上変わらぬ味

チューリップテレビが調べたところ、富山県内には10を超えるローカルハンバーガーショップがありました。
滑川市に行ってみると――

嘉藤奈緒子アナウンサー
「あ、こちらですね!ハンバーガーにチーズバーガー。ちょっと入ってみましょう」
滑川市高月町に店を構える「ハンバーガーとコンビニの店 うずや」。

嘉藤奈緒子アナウンサー
「見てくださいこのショーケース!」
扉を開けてすぐ目につくのは歴史を感じられるハンバーガーの食品サンプル。


店内はどこか懐かしい昭和の雰囲気が漂います。
うずや・四十物雅毅さん(81)
「元々は昭和50年代に滑川の駅前でショッピングセンターができたわけね。そこへ、私のところがハンバーガーの店を出した」

四十物さんは50年近くハンバーガーショップにこだわり続け、1997年には今の「うずや」の看板を掲げました。

店舗は元々、青果店だったということで今も店では野菜や日用品を販売し、昭和レトロな雰囲気を大切にしています。
うずや 四十物雅毅さん
「やっぱり意識的にやらないと、どんどん変わっていくから。なるべく変えないように。昔のままの味で。手書きのメニュー表つくったりしながらやっている」

注文を受けてから作りはじめるハンバーガーは40年以上変わらない味。
妻の幹子さん(77)がせっせと作っているのは白身魚のフライに牛肉のパテ2枚も挟んだビッグバーガー。ボリューム満点です。


嘉藤アナウンサーは特に人気だというチーズバーガーをいただきました。

嘉藤奈緒子アナウンサー
「バンズがふわっふわです!優しいソースなんですけれど、最後にふわっとカレーの風味が感じられる。玉ねぎも細かく入っているので、アクセントになっていて、シンプルだけどやみつきになります」

今年1月からは雅毅さんに代わり、息子の輝好さん(54)が店を継ぎ、親子3人で厨房に立っています。
常連客の女性
「みんな優しくて、思いやりがあって、温かみがある感じ」

地元の人に40年以上愛されるハンバーガーショップ、うずや。
うずや 四十物輝好さん
「母親とか父親のお客さんがまだ多いので、そういうお客さんとコミュニケーションをとって、地域のお客様に愛されて、遠方からも来ていただけるような店にしたい」
