会話が難しかったり、極端に不器用だったり…、幼い頃から “まわりとの違い” に悩み、苦しんできた発達障害の男性がいます。自分に自信を持てない日々が続いていましたが、ある職業への憧れをきっかけに大切なものに出会うことができました。

富山県高岡市の八幡知樹(はちまん・ともき)さんは29歳。毎朝、真剣に確認しているのはー

八幡知樹さん
「下老子空いてないから小矢部なんかもしれんね…、福岡町五位で小矢部市赤倉のいなば葬祭センターたんぽぽ…」

Q:ちょっと不思議なんですね

八幡知樹さん
「不思議やね、そこの地域じゃないからね…」

八幡さんが確認するのは、新聞のお悔やみ欄です。

母 八幡祐子さん
「身内が亡くなって葬式に参列してから、こだわるようになったんです」

八幡知樹さん
「空いとるお坊さんの所で、(葬式を)しとるがかもしれんね…」

読経の様子

八幡知樹さん
「帰命無量寿如来 南無不可思議光」
「お坊さんになりたい。葬式に出たりできるね…」