北陸地方の上空にはこの冬一番の強い寒気が流れ込み、富山県内でも雪が降り続き、4日午後8時現在、県内10市町に大雪警報が出ています。5日は雪の降り方が強まり、車の立ち往生や大渋滞などに警戒が必要です。積雪時に事故やトラブルなく安全に運転するにはどうすればいいかJAFに聞きました。

富山県内は4日午後から平野部でも徐々に雪が強まってきて、4日午後8時現在、富山市など10市町で大雪警報が出ています。

午後7時時点の積雪は、富山で21センチ、高岡市伏木で18センチ、砺波で42センチ、富山市の山間部、猪谷では67センチの積雪が観測されました。

雪道を走行する際にはスタッドレスタイヤの着用が義務付けられていますが、着用していれば安心というわけではありません。注意しなければいけない点が2つあると言います。

1つは「プラットホーム」です。これはタイヤの交換時期の目安となる溝の深さでタイヤの側面に矢印があり、この矢印をタイヤの設置面にたどると「プラットホーム」と呼ばれる出っ張りがあります。

JAF富山支部 林宏二さん
「プラットホームは新品時の50%くらいの高さを表したもの。プラットホームが表面に出てくればスタッドレスタイヤの効きが悪くなっているので、これが見えたら交換をお願いしたい」

またタイヤの空気圧の確認も重要です。適正な空気圧は車種によって異なり通常は運転席側のドア付近に記載されています。月1回程度の確認が理想です。

JAF富山支部 林宏二さん
「空気圧が適正でないと、スタッドレスタイヤの効きが100%発揮できなくなるので、しっかりと指定空気圧にあわせる」