「上司で父親のような存在で…」
1月17日の裁判では、被害にあった女性の弁護士が、女性が思いを綴った意見陳述を代読しました。
意見陳述より:
上司で父親のような存在であったため、疑う気持ちはありませんでした。高𣘺さんが手錠をつけてきて冗談ではないとわかった時、殺されてしまうのではと本当に怖くなりました。
事件以来、人が怖く、みんな私のことが嫌いなのではないかと不安だといいます。
意見陳述より:
わたしは仕事ができなくなり会社をやめることになりました。会社の寮に住んでいたことから住む場所も失いました。携帯電話もどこへやったのでしょうか。高𣘺さんは、わたしの気持ちを少しでも考えていますか?刑務所で罪を償えばいいと簡単に考えていませんか?刑務所に行ったとしてもわたしの傷は癒えません。
一方、裁判長から最後に話したいことがないか聞かれた高𣘺被告は「特にありません」と述べ、被害者に対しての謝罪や事件について話しませんでした。
検察側は、卑劣かつ悪質な犯行で被害者の精神的苦痛は大きいとして懲役8年を求刑。
弁護側は被告が反省の弁を述べていることなどを挙げ寛大な処分を求めました。
判決は、2月6日に言い渡されます。