どんどん大きくなる “生アップルパイ”

一方で高騰するいちごを使わないケーキで勝負しているお店も…

リュードゥロワ 酒井一浩さん
「こちらが当店でお勧めの生アップルパイになります」

こちらの洋菓子店では今年初めて紅玉りんごを使ったアップルパイを販売しています。

リュードゥロワ 酒井一浩さん
「(りんごは)いちごほどの価格の変動もないし、安定していますし、扱い方も比較的に優しいので、おいしいっていうのが一番ですけど」

鮮やかな赤色を演出するため、あえて皮付きのままコンポートしたのがりんごです。

生アップルパイの直径は10センチ。生地の上には大きく切ったりんご、カスタードクリーム、ホイップクリームがたっぷり。サクサク食感を感じてもらいたいと上にもパイ生地をのせました。

リュードゥロワ 酒井一浩さん
「いちごは一番人気がありますけど、そうではないものを選ばれる方が非常に増えているので、通年パイは人気がある。そういった中でも今の時期はリンゴ推しなので、その推しのリンゴを是非食べていただきたい」

原材料価格が高騰する中で、卵や牛乳を使わずに作ることができるパイ生地と価格変動が少ないりんご…、コストが抑えられることもあり、他にはないアップルパイを作りました。

リュードゥロワ 酒井一浩さん
「え、なにこれすごいね。ボリュームがすごいねって言われます」
「こういう商品もあってもいいんじゃないかなと思って、どんどん大きくなっちゃったかな。来ていただく方には楽しんでいただきたいなって気持ちが強いので」

値段は上がっても驚きと感動を感じてもらいたいとケーキ店は試行錯誤を続けています。

嘉藤アナのまとめ
お店ごとに色がありますが、最近は “盛り耐性なしケーキ” というものがトレンドになっているそうです。“盛り耐性なし” はメイクなどでも使われる言葉ですがシンプルでも存在感があるという意味です。

クリームだけでデコレーションしているものも人気だといいます。また、ホールではなく好きなケーキを1ピースずつ買う人も多いということですよ。クリスマスまであと少し。自分好みのケーキを探してみてはいかがでしょうか。