立山に雪の気配はなく…
富山地方気象台の大江幸治さんが双眼鏡を向けた先は立山連峰。
富山地方気象台 大江幸治 気象情報官
「人間の目でみて山頂が白くなっていれば初冠雪となります。山は見えますけど、今は雪がないですね。今、雲がかかっている辺りが白ければ初冠雪なんですけどね」
気象台では立山の山頂付近に雪が積もっていないか毎日観測していて、雪が積もっていることを確認した場合「初冠雪」として発表します。
しかしことしは――
富山地方気象台 大江気象情報官
「立山はまだ1日までのところは初冠雪しておりません。平年が10月12日ですので、もうかなりことしはかなり遅くなっています」
立山に雪の気配はなく、初冠雪は平年の10月12日から大幅に遅れていて、観測史上最も遅かった1977年11月9日、2番目に遅かった2016年11月2日に次ぐ3番目の遅さとなっています。
理由を聞くと――
富山地方気象台 大江気象情報官
「気温が高めに経過しております。気温が高いと降っても雨になってしまいますので、初冠雪が遅くなってきているのかなと思います。10月の1か月の平均気温は過去最高、富山の気温ですけど記録しております」