総裁選で “票の水増し” に利用される可能性

自民党県連はことし、党勢拡大で最も優秀な成績を収めた都道府県連として党本部から表彰を受けています。

河村准教授は、身に覚えのない人が党員となることで党勢拡大を目指す議員の存在感を示す材料や総裁選で票の水増しに利用される可能性があると警鐘を鳴らします。

東北大学大学院 河村和徳 准教授
「最初の名簿を作る。すなわち党員であるという確認の段階のところで、本人に党員となる意思があるのかちゃんと確認を取ってないってところにひとつ問題があるのかもしれませんね。今回富山の例ですけど古くから自民党総裁選ではそういうことがあるんじゃないかというのは言われてきたわけですから。そうしたものののひとつが、氷山の一角かもしれませんけれどもこういう形で可視化されたと言えるかなと思いますね」