自民党富山県連が党員の自覚がない男性の自宅などに総裁選の投票用紙を発送していた問題で、同じように用紙が届いた人が新たに31人いたことが男性の証言でわかりました。架空の家族にあてたとみられるものも含めた投票用紙は77人分に上ります。地方政治に詳しい専門家は「議員に名前を使われた可能性が高い」と指摘します。
自民党の新総裁に選ばれた石破茂氏。決選投票では、各都道府県に割り振られる地方票47票のうち26票を獲得しました。
自民党富山県連 鹿熊正一副会長
「富山県の1票は石破さんが富山県の1票となったと」
この地方票は党員・党友の得票数が多かった候補者が獲得するものです。総裁選の行方を左右するこの党員票を巡り、いま富山県内では不可解な事態が起きています。