「副業助成金7億円当選」と表示されたLINEグループに登録した20代の女性が、助成金を受け取る名目で現金を振り込み約107万円をだまし取られる被害にあっていたことが26日、わかりました。
高岡警察署によりますと6月16日、高岡市に住む20代の女性が副業支援に関するホームページに表示されていた通信アプリ「LINE」のグループにともだち登録をしました。
その後「LINE」に送られてきたURLにアクセスすると「副業助成金7億円当選」と表示され、20代の女性は、助成金を受け取る手続きのため、名前を入力しました。
すると「振込専用アカウント」という別のLINEグループの登録を促され、20代女性が登録をすると、助成金受領用を称するサイトのURLが送られてきました。
サイト内のメッセージで「アカウントがロックされている」「解除には電子マネー3000円が必要」などと指示があり、20代の女性はそれに従いコンビニで電子マネーカードを購入して、番号を送信しました。
その後「番号が違う」「アカウントが凍結された」「7億円受け取ると不正受給になって逮捕される」などと言われ、20代の女性は複数回にわたり、合計107万3000円分の電子マネーを購入し、カード番号を送信しました。
更に63万円分の電子マネー購入を指示されたことから不審に思い女性は警察に相談、詐欺の被害にあっていることがわかったということです。

警察は「様々な手続きを装って電子マネーを請求してくるのは特殊詐欺の手口」としていて、身に覚えのない金銭などの請求があった場合は、一人で悩まず、家族や警察に相談するよう呼びかけています。