県内すべての保育園や私立保育園は設置完了
同じく安全装置の設置が義務付けられている富山市の認定こども園。

「おはようございます」
毎朝、20人の園児がバスを利用し通園します。園では去年8月、送迎で利用するバスとワゴン車2台に安全装置を取り付けました。

エンジンを切ると…。
立正幼稚園草野園長「席に人がいないか確認し後方ボタンを押してください。この音声が流れるんで」「子どもたちが残っていないかを1席ずつ確認して回ります」「誰も残っていないか確認した後、最後に下車確認ボタンを押します」

下車確認ボタンを押すまでブザーは鳴り続けます。
立正幼稚園 草野寛明園長「押し忘れてるとと5分後に大音量のクラクションが鳴って周りの助けを求めるというか誰か気づいてくれる人が必ずいるような形になってます」

万が一、取り残された場合でもSOSボタンが設置されていて、押すと警報音が鳴ります。県によりますと、ことし3月末時点で、県内のすべての保育園や私立幼稚園など68施設・116台の送迎バスで安全装置の設置が完了しているということです。

立正幼稚園 草野寛明園長「着いたから安心ということよりも、必ず自分たちがチェックをしなければいないという思いが自然と身についてきましたね。もう今、夏場のなので本当に5分でも取り残すようなことがあったら、お子さんの体調にすごく影響がでると思うので必ず取り残さないような体制で運行しています」

わずかな時間でも温度は急上昇する夏場の車内。車から離れる際は絶対に子どもから目を離さないでください。