専門家は富山でも最大震度5強も…

太平洋側のことだと油断している人も多いのではないでしょうか?地質学が専門で富山大学名誉教授の竹内章さんは…。

富山大学 竹内章名誉教授:「南海トラフ地震の巨大なのがマグ二チュード8以上が起きたとすれば、能登半島地震と同じくらいの揺れを経験することになります」

富山県内で観測史上初の最大震度5強を観測した能登半島地震。各地で液状化現象が相次ぎました。

富山市の観測点では観測史上最大となる80センチの津波を観測。

建物の倒壊も相次ぎ県内ではこれまでに全壊245棟を含む1万8974棟の住宅で被害が確認されています。

政府のまとめでは、南海トラフで巨大地震が発生した場合に県内で想定される最大震度は、富山市で震度5強、そのほかの市町村は震度5弱となっています。

南海トラフで巨大な地震が起きた場合、県内でも能登半島地震と同様の被害が発生する可能性があると竹内さんは指摘します。

竹内章名誉教授:「南海トラフという離れた場所なんですけど、揺れが強いので、液状化とか、土砂災害とかが起きてしまう」