『ママが交際相手に行為するところを見てみたい』

年齢は30代から40代くらいに見えました。検察側の冒頭陳述などによりますと、不倫相手は夫の会社の同僚で、娘が当時13歳だったことを知っていたといいます。

また、被害者である娘は、母親である女に対して、厳しい処分を求めない一方、行為を止めなかったことに対して「母親としておかしかったのではないか」「子供の面倒をきちんと見てほしい」などと話しているといいます。

弁護側からの被告人質問では、女が犯行に至る前、不倫相手との性行為について、自ら娘に話していたことが明らかになりました。女は椅子を両手で引いてゆっくりと座り、終始、か細い声で質問に答えました。

弁護側:「交際相手との性行為について、自分から被害者(娘)に話しましたか?」
女:「はい」「娘に彼氏がいることを知り、性的なことを話せると思い話しました」

弁護側:「被害者の反応は?」
女:「『あーそうなんだね』とさらっと話していました」
弁護側:「被害者は性行為を見たいと言いましたか?」
女:「言いました」
弁護側:「具体的には?」
女:「『ママが交際相手に行為するところを見てみたい』」

弁護側:「あなたは何と答えましたか?」
女:「その時は軽はずみだったと反省していますが『いいよ』と言いました」